鹿嶋市議会 > 2020-11-30 >
11月30日-議案説明、質疑、討論、採決-01号

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  1. 鹿嶋市議会 2020-11-30
    11月30日-議案説明、質疑、討論、採決-01号


    取得元: 鹿嶋市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    令和 2年 12月 定例会(第4回)            鹿嶋市議会第4回定例会会議録議事日程(第1号)                       令和2年11月30日(月曜日) 午前10時開会第1 会期の決定について                                 第2 議案第50号 令和2年度鹿嶋市一般会計補正予算(第10号)                  議案第51号 令和2年度鹿嶋市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)            議案第52号 令和2年度鹿嶋市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)           議案第53号 令和2年度鹿嶋市介護保険特別会計補正予算(第2号)              議案第54号 令和2年度鹿島臨海都市計画事業鹿嶋平井東部土地区画整理事業特別会計補正         予算(第1号)                                議案第55号 令和2年度鹿嶋市下水道事業会計補正予算(第2号)               議案第56号 鹿嶋市手数料徴収条例の一部を改正する条例                   議案第57号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例              議案第58号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正す         る条例                                    議案第59号 鹿嶋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例                 議案第60号 鹿嶋市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例             議案第61号 鹿嶋市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例          議案第62号 鹿嶋市教育委員会委員の任命について                      議案第63号 鹿嶋市老人福祉センター指定管理者の指定について               議案第64号 鹿嶋市シルバーワークプラザの指定管理者の指定について             議案第65号 高松緑地公園部分)の指定管理者の指定について                議案第66号 訴訟の和解について                              議案第67号 財産の取得について                              議案第68号 財産の取得について                              議案第69号 鹿嶋勤労文化会館及び鹿嶋市どきどきセンター指定管理者の指定について     議案第70号 鹿嶋市立カシマスポーツセンター外3施設の指定管理者の指定について       議案第71号 鹿嶋市立北海浜多目的球技場外3施設の指定管理者の指定について         報告第12号 専決処分について(令和2年度鹿嶋市水道事業会計補正予算(第2号))       報告第13号 専決処分について(令和2年度鹿嶋市一般会計補正予算(第9号))〇会議に付した事件 日程第1 会期の決定について 日程第2 議案第50号ないし議案第71号並びに報告第12号及び報告第13号について〇出席議員(17名)   1番  舛 井 明 宏 君       2番  笹 沼 康 弘 君   3番  小松﨑 敏 紀 君       5番  川 井 宏 子 君   6番  菅 谷   毅 君       8番  栗 林 京 子 君   9番  佐 藤 信 成 君      10番  宇 田 一 男 君  11番  山 口 哲 秀 君      12番  小 池 みよ子 君  13番  篠 塚 洋 三 君      14番  河 津   亨 君  15番  立 原 弘 一 君      16番  坂 本 仙 一 君  18番  池 田 芳 範 君      19番  根 崎   彰 君  20番  内 田 政 文 君                    〇欠席議員(3名)   7番  樋 口 富士男 君      17番  田 口   茂 君  21番  飯 塚 俊 雄 君                                                               〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       市     長      錦  織  孝  一  君       副  市  長      市  村     修  君       教  育  長      川  村     等  君       政 策 企画部長      池  田  茂  男  君       政策企画部次長      桐  生  進  一  君       兼政策担当参事       兼  重  点       プ ロ ジェクト       推 進 室 長       総 務 部 長      君 和 田     厚  君       総 務 部 次 長      清  宮  博  史  君       人 事 課 長      髙  田  和  真  君       市 民 生活部長      津  賀  利  幸  君       健 康 福祉部長      野  口  ゆ か り  君       兼福祉事務所長       経 済 振興部長      浅  野     正  君       都市整備部長兼      栗  林     裕  君       水 道 事業都市       整 備 部 長       会 計 管 理 者      堀  田  博  史  君       教 育 委 員 会      佐  藤  由 起 子  君       事 務 局 部 長                                           〇本会議に出席した事務局職員       事 務 局 長      石  井  修  司       事 務 局 課 長      市  原  み づ ほ       事 務 局 主 事      山  中  秀  平 △開会の宣告 ○議長(篠塚洋三君) ただいま出席議員は17名で定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 ただいまから令和2年第4回鹿嶋市議会定例会を開会いたします。                                   (午前10時21分) △開議の宣告 ○議長(篠塚洋三君) それでは、これより本日の会議を開きます。 △会議録署名議員の指名 ○議長(篠塚洋三君) まず、会議録署名議員を定めます。鹿嶋市議会会議規則第88条の規定により、坂本仙一君、立原弘一君、河津亨君を指名いたします。 △諸般の報告 ○議長(篠塚洋三君) 日程に入るに先立ちまして諸般の報告をいたします。 飯塚俊雄君、田口茂君、樋口富士男君から欠席する旨、届出がありましたので、ご報告いたします。 次に、令和2年第3回定例会において可決しました教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書選択的夫婦別姓制度法制化を求める意見書及び新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書については、9月28日に内閣総理大臣をはじめ関係機関に送付いたしましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、令和2年8月、9月、10月の例月出納検査の結果について報告がありましたので、その写しをお手元に配付してあります。 次に、地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者につきましては、お手元に配付の印刷物によりご了承をお願いいたします。 △議案の送付 ○議長(篠塚洋三君) 次に、市長から議案が提出されましたので、報告させます。 事務局長。          〔事務局長 石井修司君登壇〕 ◎事務局長石井修司君) 命により報告いたします。                                     鹿総第179号                                     令和2年11月30日 鹿嶋市議会議長 篠 塚 洋 三 様                                    鹿嶋市長 錦織孝一          議 案 の 提 出 に つ い て 令和2年第4回鹿嶋市議会定例会に下記の議案を提出するため、説明書を添えて別添のとおり送付します。                      記議案第50号 令和2年度鹿嶋市一般会計補正予算(第10号)                        =ないし=                                  議案第71号 鹿嶋市立北海浜多目的球技場外3施設の指定管理者の指定について               =並びに=                                  報告第12号 専決処分について(令和2年度鹿嶋市水道事業会計補正予算(第2号))             =及び=                                   報告第13号 専決処分について(令和2年度鹿嶋市一般会計補正予算(第9号)) 以上でございます。 △会期の決定 ○議長(篠塚洋三君) これより議事日程に入ります。 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日11月30日から12月15日までの16日間といたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) ご異議なしと認め、会期は本日11月30日から12月15日までの16日間と決定いたしました。 △議案第50号~議案第71号、報告第12号及び報告第13号の上程、説明 ○議長(篠塚洋三君) 日程第2、議案第50号ないし議案第71号並びに報告第12号及び報告第13号を一括して議題といたします。 市長から提出議案の説明を求めます。 市長、錦織孝一君。          〔市長 錦織孝一君登壇〕 ◎市長(錦織孝一君) 本日ここに令和2年第4回鹿嶋市議会定例会の開会に当たり、市政運営に関する所信の一端と、当面の事業概要並びに提出しました議案等の説明を申し上げます。 初めに、先週の28日早朝、鹿島港で釣り船と貨物船が衝突し、釣り船が沈没するという不幸な事故が発生してしまいました。 現在、事故原因の究明中とのことですが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、重軽症を負われた方々へのお見舞いを申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、11月以降、全国的にクラスターが発生するなど、感染拡大のスピードが急速化しております。 茨城県においても、11月中旬以降、1日当たりの新規感染者数が何度も更新されるなど、非常に深刻な状況となっており茨城版コロナNextのステージは、11月11日に「2」から「3」へ警戒レベルが引き上げられましたが、今後の情勢によりさらに強化される可能性もあります。 本市におきましても、11月に入ってから10人以上の新規感染者が確認されております。傾向として、家族内感染が増えてきているのですが、その感染経路が分からないケースも多く、非常に不安を感じているところです。これ以上、広まらないことを願っております。 茨城県では国の方針に基づき、新型コロナウイルス感染症と症状の見分けがつきにくい季節性インフルエンザの流行に備え、診療・検査体制抜本的強化を図ってきており、特に、「検査プロセス見直し」につきましては、「帰国者接触者相談センター」を介さず、地域の身近な医療機関で診療・検査できるような体制づくりを行ってきております。 それに加え、鹿行地域におきましては、鹿島医師会が中心となり、入院が必要となった場合にスムーズな受入れができるよう、診療所と病院間の連携強化が図られるなど、医療関係者皆様方には、多大なる御尽力をいただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。 市といたしましても、今回、診察及び検査体制の確保にご協力をいただく市内医療機関に対する支援のほか、疑い患者入院受入れに対応していただく鹿行地域の5病院への支援、さらには、お子さん方の健康を守るためにご尽力をいただいている市内小児科に対する支援など、複数の支援事業を行うことといたしました。 あわせまして、感染拡大重症化を防止する観点から、リスクの高い高齢者などの希望者を対象とした抗原検査を無料実施することといたしました。 今後も、潮来保健所医療機関等と連携して情報把握に努め、医療機関に対して様々な形で支援するとともに、鹿嶋市新型コロナウイルス感染症対策本部を適宜開催し、専門家のご意見も踏まえながら、最大限の警戒感を持って対応してまいります。 市民の皆様におかれましても、引き続き、感染予防対策を講じるとともに、感染拡大防止を目的とした茨城県独自システムである「いばらきアマビエちゃん」の登録・利用など、ご協力をお願いをいたします。 今秋は台風の日本上陸が記録されず、年間を通じて上陸がなければ、平成20年以来12年ぶりとなります。 今年はこれまで大きな風水害もなく、避難所の開設には至りませんでしたが、災害時における新型コロナウイルス感染症対策として、災害発生当初に開設する避難所を市内12か所に拡大し、避難の分散化を図るとともに、パーティションや段ボールベッドなど、コロナ禍での避難所環境整備を進めております。また、それらの災害時避難所では、市職員公民館職員を含め地区の皆様と共同して運営できるよう、避難所単位で訓練も実施しているところです。 あわせて、区長の皆様に地区集会所等避難所活用について相談し、18地区においてご協力をいただけることとなり、今後の活用に向けて備蓄品等の配置をしてまいります。 引き続き市民の皆様が安心して避難所を利用できるよう、災害対応力の強化に努めてまいります。 本年の第2回市議会定例会で、複合交流館整備計画見直しを表明したところですが、このたび、新たな整備方針が固まりましたので、ご説明させていただきます。 今回の見直し案では、複合施設を断念し、2つの施設として整備する考えといたしました。まず、鹿島神宮大鳥居そばにある新仲家の新館及び駐車場敷地を活用して増改築し、郷土教育の推進や伝統文化継承等を目的とした3階建ての歴史資料館を整備する方向で関係者と交渉を進めてまいります。そして、関鉄跡地駐車場西側には、現施設の老朽化著しい子育て支援センターの機能を主目的とした交流施設を建設したいと考えております。時期は、それぞれ令和3年度から調査設計等に入り、順調に進めば令和5年度には全て完成する計画で考えております。 この両施設の整備により、中心市街地活性化基本計画に掲げた「鹿島神宮門前エリアを町の賑わいと暮らしの中心に」を具現化するとともに、まちづくり基本理念の一つに掲げる“未来を担う「鹿嶋っ子」を育むまちづくり”を推進してまいります。 続きまして、鹿嶋市のまちづくりの実績と当面の事業概要についてご説明申し上げます。 11月15日、「第99回全国高校サッカー選手権茨城県大会」の決勝が行われ、鹿島学園が4年ぶり9度目の優勝を飾り、全国大会への出場を決めました。初戦は、大会初日の12月31日に三重県代表の海星高校と対戦することに決まりました。 また、同学園の女子サッカー部も「第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」において茨城県予選優勝関東予選6位となり、兵庫県で開催される全国大会への切符を手にしました。こちらの初戦は、1月3日に、大分県の柳ヶ浦高校との対戦となります。 先週26日に両チームの出場報告を兼ねた表敬訪問を受けましたが、男女ともに、持てる力を十二分に発揮し、勝ち上がっていただけることを切に願っております。 本市では、ICT機器を活用した情報教育の充実に注力しており、今回、地方創生に関する包括連携協定を締結している株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーのクラブパートナー企業の子会社であるキラメックス株式会社と連携し、モデル校である市内の5つの小学校実践的プログラミングサービス「TechAcademy(テックアカデミー)ジュニア」の活用を開始しました。これにより、「自ら考える力」、「創造する力」の醸成が図られ、次世代のIT人材育成につながることを期待しております。 10月31日、「子育て支援活動団体交流会」が総合福祉センターで開催されました。昨年に続く2回目の開催で、鹿行地区で活躍する子育て支援団体情報交換を行い、新たなネットワークが構築されたり、市民目線でより安心して楽しめる子育てアイデア等が出されたりするなど、これからの子育て支援を支える大きな力として期待するところです。 また、昨年の交流会で、情報発信に関する意見が多く出たことを受け、子育て情報サイトに「こそだてRokko(ろっこう)」が立ち上げられました。子育てに関わる皆様方情報共有手段の一つとして、活用していただきたいと思います。 今後も、こうした交流の機会の創出を支援するとともに、さらなる子育て支援の充実に努めてまいります。 現在、市では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしが継続できるよう、医療・介護・生活支援の3分野において支援を行う「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。 特に、生活支援の分野に関しては、“生活支援体制整備事業”として、12小学校区のうち9つの地域で「地域支え合い会議」を立ち上げ、市民自らができることを話し合い、地域の課題解決を目指す様々な取組が進んでおります。 また、まちづくり市民センターでは、同じく小学校区を単位として、地域課題の解決に取り組む学習と実践活動を推進する「コミュニティプランを今年度作成しているところです。 両事業とも、市民生活に深く関わるものであり、多岐にわたる課題解決のためには、まずは市職員公民館職員の理解と協力・実践が必要であることから、10月8日、そして29日に、地域活動の中で市民が互いに支え合うための職員の役割等について学びました。 これからは、地域の助け合いが重要であるということを常に念頭に置き、地域共生に資する地域活動普及促進に努めてまいります。 去る11月19日、株式会社セイミヤによる「移動スーパーとくし丸」の出発式が行われました。「とくし丸」は、買物困難者である高齢者や障がいを持つ方々を対象に、契約者宅の近くを訪れて商品を販売する移動式スーパーです。買物は商品を探したり、重い荷物を運んだりするなど、重労働にもなります。反面、自分の好きな商品を選んだり、店員と会話をしたりという楽しみな要素もあります。日々の生活に必要な品、そして楽しさを身近で得られる「とくし丸」の存在は大きなものになるでしょう。 また、運行に合わせて本市と株式会社セイミヤとの間で、「見守り活動への協力に関する協定」を締結いたしました。協定の内容は、移動としく丸による販売時や移動中に確認された、高齢者や障がい者等の安否が疑われる状況の報告や、子どもの見守りについての通報を行っていただくものです。この見守り活動が、誰もが安心して暮らせる地域づくりに一役買っていただけるものと期待しております。 本年4月、鹿嶋市は「待機児童ゼロ」を達成しました。しかし、受入れはぎりぎりの状態で、本年度中の新規受入れに不安もあり、9月に0・1歳児を対象とする民間小規模保育事業所が開所され、来年4月にも民間保育園の開設が予定されております。今後の待機児童対策に加え、老朽化が進む公立幼保施設を再編していく中での有効な受け皿の一つとして、重要な役割を担っていただけると考えます。 このコロナ禍において実施するか否か心配されていた方も多いかと存じますが、令和3年鹿嶋市成人式を、年が明けた1月10日、カシマスポーツセンターに会場を変更して実施いたします。新成人の皆様が、成人として、また社会の一員として、新たな一歩を踏み出す契機となり、これから築き上げていく未来がすばらしいものでありますようご祈念申し上げます。 市立中央図書館は、開館から35年が経過し、老朽化が進んでいることから、2月頃に空調設備改修工事を予定しております。工事期間中は、やむを得ず1か月程度の休館が予定され、ご利用される方々にはご不便をおかけすることになりますが、ご理解・ご協力をお願いをいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年度は多くのイベントが中止になっておりますが、12月には茨城県補助金等を活用した民間事業者主体の大規模イベントが予定されております。 12月4日・5日には、鹿島神宮でプロジェクションマッピングなどを行う「日本博in鹿嶋」が、また12月21日から25日までの期間にはカシマサッカースタジアム周辺において、eスポーツ自作アプリコンテストなどのデジタル競技をはじめとした「いばらきスポーツアートナイト」が実施されます。 これらのイベントは、民間主導ではありますが、本市の地域資源における魅力アピールのよい機会であることから、市といたしましても積極的に協力してまいります。 うれしい話題といたしまして、平成29年度に初めて本市へ訪れた、JR東日本が周遊運行する豪華寝台列車トランスイート四季島」が、今年度は12月5日から来年3月27日までの間、年末年始を除く土曜日に14回、鹿島神宮駅に立ち寄ることとなりました。訪れる皆様が心に残るおもてなしや本市の悠久の歴史・魅力のPRに努めてまいります。 市内商店街活性化を図るため、来年1月24日から2月14日にかけて、鹿嶋市産の食材をテーマにしたグルメイベント「食のフェア・かしま食べ物語」を開催いたします。4回目となる今回は、昨年に引き続き「鹿島だこ」を素材とし、市内の参加店それぞれで独自メニューが提供されます。 このような取組で地元食材のPR・普及を進め、グルメのまち「鹿嶋」のイメージを定着させてまいります。 10月3日、鹿嶋のランドマークの一つでもあった鹿島宇宙技術センターにある直系34メートルのパラボナアンテナ運用終了記念式典が開かれました。1988年に完成したこのアンテナは、全国で3番目の大きさで、時空計測の分野で様々な成果を残してきました。しかし、昨年9月の台風で甚大な被害を受けたことから、役割を終えることとなりました。これまで、鹿嶋での多くの出来事を見守ってきた巨大パラボナアンテナに感謝するとともに、鹿島宇宙技術センターにおける情報通信宇宙科学研究開発がさらに深まることを願います。 神栖市と広域で計画を進めている新可燃ごみ処理施設整備事業につきましては、10月26日に開催された鹿島地方事務組合議会定例会において、建設請負業者が決定され、令和6年4月の稼働を目指し、本格的に進み始めました。 3年後の新処理施設の稼働により、可燃ごみ処理方式固形化燃料化方式から焼却方式へ変更になることから、今後、分別方法の改定も予定しております。市民の皆様におかれましては、ごみの減量化適正処理に向け、引き続きご協力をお願い申し上げます。 現在の都市計画マスタープラン目標年次である令和2年度末が目前に迫る中、都市計画に求められる要素も変化・拡大をしているほか、本市を取り巻く環境も大きく変わってきています。こうした状況を踏まえるとともに、新しい時代に求められる都市づくりを目指すため、昨年度からマスタープラン改定作業を進めており、10月には住民説明会パブリックコメントを実施したところです。 改定原案では、本市の特色であるスポーツ・歴史・工業の3つの顔に、豊な自然環境を加えた4つの地域資源に磨きをかけることで、市民の皆様が将来にわたって豊かに暮らし続けることができる「持続可能な都市づくり」を目指すとしています。 今後、皆様から寄せられたご意見等を参考に、最終案の作成に努めてまいります。 現在、令和3年度当初予算の編成事務を進めているところであります。歳入では、新型コロナウイルス感染症の影響により、市税の大幅な減収が見込まれるところです。その一方、歳出では、感染予防のための「新しい生活様式」への対応、新可燃ごみ処理施設の建設、少子高齢化社会の進行、教育用タブレット等のICT機器の維持管理、公共施設の老朽化対策等による増が予定され、極めて厳しい状況が続く見込みです。 持続可能な財政運営とするために、財政調整基金の残高に留意しつつ、効率化・合理化の観点から、新規事業も含めた事業の再構築に努めてまいります。 以上、まちづくりの実績と当面の事業概要についてご説明申し上げました。 次に、提出いたしました議案についてご説明申し上げます。 提出議案は、予算関係議案が6件、条例関係議案が6件、人事関係議案が1件、指定管理関係議案が6件、その他の議案3件、報告関係議案が2件の合わせて24件であります。 まず、予算関係議案は、令和2年度の一般会計及び特別会計などの補正予算であります。 一般会計補正予算については、自立支援給付事業や救急医療対策経費、中学校大規模改造事業の補正などであります。 国民健康保険特別会計補正予算については、国民健康保険事業費納付金の補正などであります。 後期高齢医療特別会計補正予算については、後期高齢者医療広域連合納付金の補正などであります。 介護保険特別会計補正予算については、保険給付費や地域支援事業費の補正などであります。 鹿島臨海都市計画事業鹿嶋平井東部土地区画整理事業特別会計補正予算については、補償補填及び賠償金の補正であります。 下水道事業会計補正予算については、社会保険料負担金の補正であります。 条例関係議案は、全て改正するものであり、鹿嶋市手数料徴収条例の一部を改正する条例などであります。 人事関係議案は、鹿嶋市教育委員会委員の任命についてであります。 指定管理関係議案は、鹿嶋市老人福祉センター指定管理者の指定についてなどであります。 その他の議案は、訴訟の和解についてなどであります。 報告関係議案は、水道事業会計と一般会計における補正予算の専決処分についてであります。 私の説明は以上で終わりますが、予算以外の議案については、担当の総務部長から補足説明をいたします。 お手元の議案書によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いをいたします。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、提出議案の補足説明を求めます。 総務部長、君和田厚君。          〔総務部長 君和田 厚君登壇〕 ◎総務部長(君和田厚君) それでは、本議会に提案させていただきました補正予算を除く議案の補足説明をさせていただきます。 議案第56号 鹿嶋市手数料徴収条例の一部を改正する条例であります。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正により、個人番号通知カードが廃止されたことに伴い、同カードの再交付手数料に係る規定の削除等を行うものです。 議案第57号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例であります。民間給与との格差是正のための人事院勧告及び国家公務員に係る一般職の給与に関する法律改正に準じて、期末手当0.05月分の引下げを行うものです。 議案第58号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例であります。一般職の職員に準じ、市長等の期末手当0.05月分の引下げを行うものです。 議案第59号 鹿嶋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例であります。租税特別措置法及び地方税法の改正に伴い、個人所得課税の見直しを踏まえた国民健康保険税の軽減判定に係る所得基準の見直しを行うとともに、低未利用地を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る課税特例の創設を図るものです。 議案第60号 鹿嶋市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例及び議案第61号 鹿嶋市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例であります。地方税法の改正に伴い、延滞金の割合の特例を定めた特例基準割合の名称等が変更されたことに伴い、関係する規定を整理するものでございます。 議案第62号 鹿嶋市教育委員会委員の任命についてであります。鹿嶋市教育委員会委員、信樂悊氏の任期が令和2年12月31日に満了となることに伴い、同氏を再任しようとするものでございます。任期は、令和3年1月1日から4年間です。 議案第63号 鹿嶋市老人福祉センター指定管理者の指定についてであります。鹿嶋市老人福祉センター指定管理者として、社会福祉法人鹿嶋市社会福祉協議会を指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から5年間です。 議案第64号 鹿嶋市シルバーワークプラザの指定管理者の指定についてであります。鹿嶋市シルバーワークプラザの指定管理者として、公益社団法人鹿嶋市シルバー人材センターを指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から5年間です。 議案第65号 高松緑地公園部分)の指定管理者の指定についてであります。高松緑地公園部分)の指定管理者として、特定非営利活動法人カシマスポーツクラブを指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から1年間です。 議案第66号 訴訟の和解についてであります。鹿嶋市平井東部土地区画整理組合が法律上の原因なくして不当に保留地を廉価処分したことに起因して提起した訴訟事件について、水戸地方裁判所の勧告を受け入れ、和解しようとするものです。 議案第67号 財産の取得についてであります。授業での利用や家庭学習の充実を図るため、市立小中学校への1人1台学習用端末導入に合わせて、学習用ドリル教材ソフトウエア等を取得するものでございます。契約金額は5,478万、契約の相手方は東洋計測株式会社です。 議案第68号 財産の取得についてであります。新しい学習指導要領に資する授業基盤を構築し、学習の充実を図るため、GIGAスクール構想の推進に合わせて、市立小中学校に整備する大型電子黒板等を取得するものでございます。契約金額は6,370万3,200円、契約の相手方は東洋計測株式会社です。 議案第69号 鹿嶋勤労文化会館及び鹿嶋市どきどきセンター指定管理者の指定についてであります。鹿嶋勤労文化会館及び鹿嶋市どきどきセンター指定管理者として、公益財団法人鹿嶋市文化スポーツ振興事業団を指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から5年間です。 議案第70号 鹿嶋市立カシマスポーツセンター外3施設の指定管理者の指定についてであります。鹿嶋市立カシマスポーツセンター、卜伝の郷運動公園多目的球技場、鹿嶋市立大野第一球場及び鹿嶋市立はまなす公園球場の指定管理者として、特定非営利活動法人鹿嶋市体育協会を指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から1年間です。 議案第71号 鹿嶋市立北海浜多目的球技場外3施設の指定管理者の指定についてであります。鹿嶋市立北海浜多目的球技場、鹿嶋市まちづくり市民センター(体育館、庭球場)、高松緑地(プール、多目的球技場、野球場、庭球場、クラブハウス)及び鹿嶋市立高松球場の指定管理者として、特定非営利活動法人カシマスポーツクラブを指定するものです。指定期間は、令和3年4月1日から1年間です。 議案の補足説明は以上でございます。
    ○議長(篠塚洋三君) これより議案第57号及び議案第58号について質疑を行います。  質疑はございませんか。  15番、立原弘一君、発言を許可いたします。 ◆15番(立原弘一君) 15番、立原弘一です。それでは、57号、58号について基本的な考え方について質疑を行っていきたいと思います。 言うまでもないことですが、コロナウイルス感染症が急激に拡大し、これから年末にかけて、このままでは年を越せないというような生活苦に瀕した方々が大量に生まれるような状況であるというときであります。実際に政治はどういうことをしていたかといえば、抑え込むために一番肝腎なとき、落ち着いているときである夏の期間に、なんと4か月も国会を開かないでサボタージュしてしまった政府。そして、そういう中で防ぎ切れずに、今、急拡大をしているという状況であります。 私どもの基本的な考えを申しますと、こういうときだからこそ給与を大幅に上げなければならないと。実質給与の上昇をさせなければ乗り切れないのだと。困っている人たちには特別に直接給付も実施していくと。あらゆる手を講じて国民、市民の生活苦を救済していかなければならない時期である。言い換えれば、今回の人事院勧告とはいえ、この一時金の減少を実施するというのは、このコロナ対策からいっても逆行しているということをあえて申し上げなければならないと私は思うのです。 そこで、お聞きしたいのは、今回市議会議員1名の感染、さらには職員の感染なども発生して、接触した議員さん、PCR検査を受けた議員さん、まだ2週間経過していないという中で、本来であればもう少し議会の開会を先送りして、完全な安全を担保して議会を開催して、予定どおりの日程を消化していくということが最も求められるべきことであったと私は確信しておるのですが、残念ながら一般質問も中止になって、本日の議会開会が強行されるという状況であります。私はそこで伺いますけれども、本日12月1日が施行日だというので、どうしても今日開かなければならないのだと、議決しなければならないのだという理由なのだけれども、本日もし議会を延期等で議決できなかったら、これはどういうふうなことになっていくのか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(篠塚洋三君) 立原弘一君の1回目の質疑に対する答弁を求めます。 人事課長、髙田和真君。          〔人事課長 髙田和真君登壇〕 ◎人事課長(髙田和真君) それでは、立原議員の質問にお答えいたします。 もし今回可決にならない場合ですと、本来であれば期末勤勉手当の基準日というのが12月1日ということでありますので、その日で受給権が確定することになってしまいます。ただ、不利益不遡及の原則もありますことから、11月30日以前の議会において議決を得る必要があるようにはなってしまいます。ただ、今回否決といいますか可決されませんと、この不利益不遡及の原則に反することになってしまいますので、本議会、11月30日で議決をしていただきたいと思っております。 以上となります。 ○議長(篠塚洋三君) 立原弘一君の2回目の質疑を許可いたします。 ◆15番(立原弘一君) 仮に今日たとえばコロナの関係で安全策を取って開会されなかったと。してしまったけれども。それでも別に議決しなかったからといって国からペナルティーとか罰則が来るわけでもないだろうと思うのです。であれば、やっぱり本来安全策を取って、これはコロナ対策にも逆行するわけですから、私の主張としては。やっぱりやるべきではなかったなというふうに思うのですけれども、民間とのバランスを取るのだというのも一つの理由になっていると思うのですけれども、これはこれで、やっぱりコロナ対策の直接的な支援ということで、国が財政出動してでもこの民間の給与の、労働者の皆さんの減収分は、きちんと保障していくというような体制を取るべきであって、民間が下がったからこっちも下げようと。ピノキオの足ではないけれども、これやっていたらばもうますます経済対策も一緒にやらなければならない、やらなければならないとか言いながら、逆のことになってしまうと。間違いなくこのくらいしようがない、このくらいしようがないでやっていても、これは必ず消費の減退に必ず数字として表れるのです。こういうとんちんかんなことを国と一緒になってやってしまうということについては強く抗議を申し上げて、質疑を終わります。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で立原弘一君の質疑は終了いたしました。 ほかに質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) なければ、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第57号及び議案第58号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 これより討論に入ります。 討論はございませんか。 15番、立原弘一君。          〔15番 立原弘一君登壇〕 ◆15番(立原弘一君) 15番、日本共産党の立原弘一です。質疑の段階でああだこうだ言いましたので、簡潔に申し上げますけれども、議案第57号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例ですけれども、これは鹿嶋市職員の年末一時金を減らすと、減額させると。0.05か月ということでありますが、民間の給与の額に合わせるのだと。水準に合わせるという理由でありますけれども、人勧とはいえ、このような今のコロナ禍の中での対応としては、政治的に全く誤りであると、逆行であるという点を強く指摘しなければなりません。民間の労働者の皆さんの減額分については、国がきちんと保障する。そして、公務員労働者の皆さんについても決して下げることなく、民間も公務員も給与を逆に上げていく、そういう中でこのコロナ禍の経済を維持していくという発想こそが今求められているということを強く申し上げたいと思います。 そういう点で、58号については、自らの特別職の話でもありますので、これには賛成させていただきたいと思いますけれども、57号については、強く反対の意思を表明いたしまして、討論を終わります。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で立原弘一君の討論は終了いたしました。 ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) なければ、以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議案第57号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第50号ないし議案第56号、議案第59号ないし議案第71号並びに報告第12号及び報告第13号について、質疑のある議員は12月4日午後5時までに、討論のある議員は12月14日午後5時までに、議長宛て発言通告書の提出をお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(篠塚洋三君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次回の本会議は、12月8日午前10時から質疑、委員会付託となります。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午前11時10分)...